世界の髪にまつわる不思議な言い伝え

岐阜市鹿島町にある美容室feliz hair です。
今回は、少し箸休めなブログ。
世界各地に伝わる”髪”に関する不思議な言い伝えについてお伝えします。
日本でも「髪は女の命」という言葉が流行りましたよね。今はなかなか使うことが減ったかもしれませんが、古くから儀式に使われたりと髪には何か特別な力があるような印象を受けます。
海外の方は、髪に対してどのような印象を持っているのでしょうか?

◇インド   髪は神への捧げもの
インドでは髪は「魂の一部」とされているそうです。
ヒンドゥー教の寺院では、信者が感謝や祈りを込めて髪をそり落とし神に奉納する「トンスリング」という儀式があるそうです。「過去の執着を断ち、新しい自分に生まれ変わる」という意味があるそうです。
奉納された髪は”聖なる贈り物”とされ寺院の収入源でもある。つまり、髪は信仰と経済をつなぐ神聖な資源であるそうです。

◇西洋   髪を燃やすと不運を運ぶ?
ヨーロッパの言い伝えでは「髪を燃やすと運命が燃え尽きる」と信じられてきました。
昔の人は、切った髪の毛を捨てたり燃やしたりせず、土に埋めたり川に流していたそうです。
中世ヨーロッパでは、髪には「その人のエネルギーが宿る」とされていて、恋人に自分の髪の一房を渡すことが愛の証だったそうです。

◇アフリカ  髪は”力”そのもの
アフリカの多くの地域では、髪は”命の象徴”でした。
そのため自分の髪の毛を他人に触られることを嫌った人もいたそうです。
特に抜けた髪を他人に触られると、呪いに使われると信じられてきました。実際、一部の民族では髪を使った呪術「ブラックマジック」や守護儀式が今でも行われています。つまり、髪は「あなたそのもの」他人に渡すことは、力を奪われることと同じような意味合いを含んでいたと思われます。

◇アメリカ  満月の夜に髪を切ると運気アップ?
現代でも「満月の日に髪を切ると運気が上がる」「新月の日に切ると悪縁が切れる」と信じられています。
これは”月の満ち欠けと人のエネルギーは連動している”という考えからきているそうです。
満月=吸収と成長の象徴
そのためこの日に髪を整えると、美しさや運を引き寄せやすいといわれています。
一方で新月=浄化とスタート
悪い流れを断ち切るのにぴったりな日なのです。

◆まとめ
こうしてみるとどの文化も共通しているのが
「髪には特別な力が宿る」ということです。
現代ヘアスタイルは、形を変えながらファッションへとなり、私たちに身近な存在になっています。
しかしながら、落ち込んだときや気分を変えたいときに髪を切りたくなるのは、古代からの髪に対する本能が関係しているのかもしれません。
ぜひあなたが一歩踏み出したい、大切な瞬間にはfeliz hair に訪れてみてください^^