2025/07/07
今日は七夕。織姫と彦星が年に一度だけ天の川で会える、ロマンチックな夜ですね。
短冊に願いを込めたり、星空を眺めたり、、、
そんな七夕には、実は髪にまつわる”意外な風習”があるのをご存じですか?
【織姫】
七夕の主役である織姫は、もともと「機織りの神様」。布を織る技を司る神様として、古代より”手仕事の上達”を願う対象とされてきました。平安時代になると、この織姫の信仰が日本の宮中文化に取り入れられ、七夕は、「裁縫」「芸事」「書道」など、あらゆる技術向上を願う行事へ変化していったのです。
そして「美しさを磨く」という意味もそこには自然と重ねられていきました。
つまり、織姫自身の境遇から 美しさや身だしなみを整えること=願いをかなえる第一歩 とも考えられてきたのです^^
【江戸時代の風習】
そんな夜にとびきり強い思いを持っていたのは、江戸時代の町娘たち。
七夕の夜に特別な思いを込めていました。
例えばーー
「七夕の夜に丁寧に髪をとかして眠ると良縁に恵まれる」
「櫛(くし)を短冊に結び、美しい髪になりますようにと願う」
そんなちょっぴり乙女で、でもしっかり願掛けを込めた風習があったんです。
髪は、女性の「品」や「色気」の象徴とされてきた大切なパーツ。
今のように美容室も豊富ではない中、髪をきちんと手入れすることは、ある意味で
“自分を丁寧に生きる”という意思表示でもありました。それをいつしか「髪を大切にすると、良い縁や運が舞い込んでくる」と信じられるようになったのかもしれませんね。
【現代風にアレンジ☆】
この”髪を大切にする七夕”の風習、現代風にアレンジしてみるのも素敵だと思いませんか?
例えばーー
☆夜のブラッシングを、いつもより丁寧に
心の中で「もっときれいな髪になりますように」と願いながら、ゆっくりと自分の呼吸と向き合ってみるだけでも気持ちが落ち着きます。
☆ヘアオイルや、トリートメントで、じんわりとマッサージをする
夏の日差しやエアコンでダメージを受けやすいこの季節、髪もきっと喜びます♪
☆短冊に「髪がもっときれいになりますように」と遊び心で書いてみるのもアリ◎
願いを言葉にすることは、実現への第一歩です^^
日々の忙しさに追われて、ついつい自分を後回しにしてしまうこと、ありますよね。
でも七夕の夜だけは、自分のために「美しさを願う時間」を作ってみませんか?
それは、外見だけでなく心を整えることにもなるはずです♪
髪を整えることで、心がすっと軽くなる
今年の7月7日は、星に願いをかけながら
“髪”と”自分”に優しくしてあげる夜にしてみてくださいね。