2025/06/23
お風呂から上がった後のドライヤー、毎朝のセットのアイロン、コテ、、私たちの生活とは、切っても切り離せないものですよね。実はその熱、知らないうちに髪に大きなダメージを与えているかもしれません。
今回は「熱ダメージが髪にどれだけ影響するのか」についてできるだけわかりやすくお伝えします。
◆髪ってそもそもどうできてるの?
髪の毛は、「ケラチン」というタンパク質でできていて、外側は、キューティクルといううろこのような層によって守られています。このキューティクルがしっかり閉じていると、手触りも滑らかになり、艶々な質感になります。
ですが、高温(だいたい60℃以上)になるとこのたんぱく質が変性してしまいます。
例えば、髪の毛と同じたんぱく質である卵。これが熱を加えるとゆで卵や、目玉焼きになるのと同じように髪の毛も変化してしまいます。
そして厄介なのが、卵からゆで卵になることはできても、ゆで卵から生卵に戻すことは、できないということです。髪の毛も、一度熱を通してしまえば、元のダメージレベルに戻すことはできないのです。
変性した髪の毛は、キューティクルがはがれやすくなり、髪の水分がどんどん抜けていく。これが「熱ダメージ」の正体です。
◆どんな時に髪は傷むの?
・アイロン、コテの高温使用
→髪質によって、適温は異なりますが、200℃以上の高温使用は、髪に大きなダメージを与えます。
・濡れたままアイロンを当てる
→内部の水分が一気に蒸発して「水蒸気爆発」が起きることも、、。髪の中がスカスカになってしまいます。
・ドライヤーを近づけすぎる、長時間当てる
→意外とやりがち、、。同じ場所に熱を当て続けることも危険です。※長時間当ててはいけないから、、と生乾きで終わってしまうことは、良くないので冷風を当てながら完全に乾かしましょう。
◆熱ダメージを減らす方法
髪を守りながら、おしゃれを楽しむために、次の3つを意識してみましょう◎
1 熱から守るアイテムを使う。
「ヘアオイル」や「熱保護スプレー」は、髪にとっての防具のようなもの。スタイリングの前に軽くつけるだけで、熱のダメージをかなりカットできます。
当店でも取り扱いがあるので、何を使ったらいいかわからない、、という方は、ご相談ください。
2 濡れた髪にアイロンは、絶対NG!
アイロンは髪は乾いた状態で使うことが基本!朝時間がない時でも、しっかり乾かしてからスタイリングすることが望ましいです。
3 アイロン、コテの温度は低めに。
いつも180℃でスタイリングしているという方でも意外と160℃、170℃でもスタイリングできた、という話は、よく聞きます。この温度でしか跡がつかない!という思い込みを一度やめてみることも大切かもしれません。
◆まとめ
熱ダメージは、気づきにくいのに、ダメージは深刻。だからこそ「守る、乾かす、温度を下げる」この3つを意識するだけで将来のあなたの髪が変わります。
髪を綺麗に保ちながら、熱とうまく付き合って、毎日のスタイリングをもっと楽しくしましょう♪